清林 武親さん・「古都奈良のため 専門と趣味を生かして」

(「ネットワークNHK」10月号から)

1 現役時代は「清きよさん」の愛称で親しまれた清林武親さんは、優しくよき上司で、仕事以外にもスポーツ、特に野球・ゴルフなど幅広い趣味をお持ちでした。
 清さんは、退職後も専門と趣味を生かしたさまざまな分野で活動しました。平成2年から8年間、エフエム京都に再就職し、制作・送信・放送会館設備設計や放送出力の増力など、局の立ち上げに尽力しました。その後、NHKアイテックの業務を請け負い、奈良県内TV・FM中継局の保守・点検をしました。このほか、中高生向けの職業体験施設、「私のしごと館」でテレビスタジオにおける技術指導や、日本無線協会主催の無線従事者講習会の講2師を近畿一円で行うなど、実に多彩です。
 若いころから登山好きで、山岳会のリーダーも務めました。「後期高齢者」の声を聴くとさすが体力が低下し、残念ながら百名山達成は成りませんでしたが、今もシルバー相手に熊野、伊勢など各所の古道歩き(と後の反省会)を楽しんでおられるとのこと。
 そんな中、清さんは郷土の歴史に関心を持ち、その知識を生かして地元奈良のため地道な活動を続けています。平成22年、「平城遷都1300年祭」に向けて、わが国の歴史や文化の発祥地・奈良を広く理解してもらおうと、「奈良まほろばソムリエ検定」が実施された時、清さんは難関を突破して見事合格。早速1300年祭の解説ボランティアを引き受け、持ち前の明るい性格と柔和な雰囲気3で、全国からの客人たちに古都のよさを伝えました。現在でも「平城宮跡解説ボランティア」として月に3〜4日活動しています。あまりしゃべりすぎず、質問には丁寧に答え、見どころを指摘してあげるのがガイドのコツだそうです。
 また、明日香の里山の景観を守るために活動するボランティアグループでは、清掃、保存、講演活動のほか、子どもたちと共に昔のおもちゃ作り(竹とんぼ、竹笛、水鉄砲、まが玉)に取り組み、子どもたちからお礼の手紙をもらうのが何4より嬉しいとのことです。
 この他、誰もが史跡訪問できるよう、奈良県立橿原考古学研究所付属博物館のボランティアとして、古墳や遺跡などを実地に踏査して写真と共に地図上に掲載していく「遺跡地図」作りに
専念したり…と、趣味を生かしながら、古都奈良のため社会的意義のある活動を、気張らずさりげなく続けている清さん。今も見習いたい先輩です。
(文・近畿旧友会 川勝 重基)

昭和12(1937)年生まれ、昭和35年入局。主に高知・大阪・奈良・姫路等で送信・中継技術業務に従事。平成2年に在局30年で退職。奈良県橿原市在住。

 

清林 武親さん・「古都奈良のため 専門と趣味を生かして」 への1件のフィードバック

  1. 笠井清佑 のコメント:

    清林武親さん、ご無沙汰しています。お元気な写真を拝見し、高校時代と変わらぬ優しいお顔を拝顔し、懐かしく書きこみました。ボランティア活動で活躍しておられる由、頼もしく、誇りに思います。
    一度お会いしたいですね!!
    以上      笠井清佑

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