宇山惇さん~傘寿で驚異!のエイジシュート58回〜


(「ネットワークNHK」12月号)


 ゴルフ好きの方なら一度は達成してみたい憧れの“エイジシュート”。18ホールを自分のuyama1年齢よりも少ない打数でラウンドした場合のことで、アマチュアでは70歳前後にならないと達成が難しいことから、技術とともに健康維持との闘いと言われている。

 そのエイジシュートに長年挑戦しているのが、今年80歳の宇山惇さん。いまだ年齢を感じさせない足腰の強さでラウンドを続け、記録を更新し続けている。直近では、10月16日に「79」でホールアウト、驚異とも言える58回目のエイジシュートを達成した。
 ゴルフを始めたのは40歳。当時の娯楽であったマージャンをやめゴルフへ転向した。ゴルフ歴はすでに40年を超えるが、本格的に始めたのは定年退職後関連会社の仕事を終えた65歳頃からである。何よりもゴルフが好きになった宇山さんは、熱心に練習場に通う一方、所属クラブのuyama2競技会や研修会に参加、自分に合ったゴルフの研究を続けてきた。そして、71歳の春に70」のスコアを出し、念願のエイジシュートを達成した。以来、宇山さんの生涯の目標となっている。 
 80歳の宇山さんの敵は「老化」。喜寿(77歳)を迎えた頃から、物事に集中できず、足の爪をスムーズに切れなくなったと言う。それでもドライバーの飛距離は200ヤードを維持している。出身は中国山地の山間。小さい頃から山を駆け巡り、冬は雪山でスキー三昧の環境で育った。そして高校時代は冬の国体に2回、広島県代表として出場している。足腰の強さはこの時代に築き上げられたものだと思う。今も週2回2時間のウォーキングや手軽な筋トレを続け体力維持に努めている。
 また、ゴルフには精神の集中も大切である。夫婦ともにクラシック音楽の大ファンである宇山さんは、地元オーケストラ・広島交響楽団の定期演奏会には欠かさず出かける。自宅での音楽鑑賞も日課の一つとなっている。時にはクラシックを聴きながらパットの練習をしているが、グリーン上でも好きな曲を思い出しリラックスできるという。
uyama3 さらに驚くのは、ピカピカに輝くアイアンである。いつも手入れの行き届いたクラブがバッグに入っている。宇山さんの現役時代は、ニュースカーや中継車などの車両運行を担当。車両運転にはスタッフの命がかかっており、大切な中継道具も満載されている。始業点検、終業点検を欠かさず、事故の無いよう細心の注意を払ってきた。彼のモットーは「道具を大切にしないものは仕事もゴルフも上達しない」である。何事にも通ずる考えだと感心させられる。
 年明けには81歳を迎える宇山さん、「90歳までラウンドし、エイジシュート100回達成かな…」と当面の目標を語ってくれた。身長160㎝、体重55㎏の小さな鉄人の挑戦が続いている
(文・中国旧友会 大林 修)

昭和8(1933)年生まれ、80歳。昭和37年入局。平成5 年の退職まで、広島局で自動車運転業務に従事。広島市在住。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です