友岡 文夫さん「傘寿!歌こそ我が人生 ~テノール歌手として生きる~」

(「ネットワークNHK12-1月合併号」から)

tomooka1  平成27年3月30日、 今年傘寿 (80歳) を迎えたテノール歌手が、 自費でリサイタルを開催した。 友岡文夫さんその人である。
 友岡さんは平成4年、 NHK退職後、 NHK文化センターの歌曲講座を受講。 その先生から 「傘寿の記念コンサートを開いたら!」 と勧められ、 思い切って開催することにしたという。 歌いためた歌の数々から、この日のために選んだ 「荒城の月」 「椰子の実「オーソレミオ」 「サンタルチア」 など15曲を独唱。落ちついた表情と豊かで叙情的な歌声で156名の観客を魅了した。
tomooka2 オペラとの出会いは、 高校時代に遡る。1年生の時、声楽家 ・歌手の故川崎豊氏(広島出身) の声楽塾に通い本格的にオペラを始めた。平成9年「さくらぴあ市民オペラ合唱団 (広島県廿日市市) 」 に入団後、 数々のオペラをはじめとする公演に出演している。
 友岡さんの活動は幅広く、 亭主関白になれなかった優しい男たちが、それぞれの思いの丈を歌う会「亭主腕白うたわんかい」 、戦中 ・ 戦後の苦難の時代と青春を共有する仲間がつくる 「国民歌謡をもう一度歌う会」 、 「広島オペラ協会」 と計4団体に所属。中でも 「国民歌謡をもう一度歌う会」 は、 原爆養護ホームや老人福祉施設へ定期的に歌声慰問を行い、戦時中に励まされた童謡など懐かしの名曲を入所者のみなさんと合唱し、 厳しい世情を生き抜いた同世代に元気を与え続けている。
tomooka3 友岡さんには、 毎年開催している 「NHK中国旧友会総会」でもその歌声を披露し
ていただいている。今年は山口市での開催で、 広島の民謡 「音戸の舟唄」 を独唱。 張りと広がりを持 った歌声とその迫力に会員の拍手が鳴りやまず、アンコールに応えての 「荒城の月」 熱唱となりました。
 長く歌い続けられる秘訣を聞くと、 「継続は力なり。練習 ・公演にかかわらず、 とにかく時間を決めて〝何時までに行かなければならない〞 と自分にノルマを課し、 実行すること。 腰が痛い、 体がだるいなどと言って安易に休まないことを心がけて きたから今がある。 そのおかげでこの年になっても、 舞台で20曲を一人で歌いきることができている。」と語る友岡さん。
  「さくらぴあ市民オペラ合唱団」での活動も17年目に入り、 年齢も80年齢も
80歳となりましたが、 「継続は力なり」 をモットーに、 次は米寿コンサートを目指して、 これからもテノールの歌声を届け続けてほしいと願っています。
(文 ・ 中国旧友会 岩田丞)

友岡 文夫さん(ともおか ふみお)  昭和10(1935)年生。昭和37年入局。平成4年退職まで広島局技術部で活躍。平成9年、 さくらぴあ市民オペラ合唱団に入団後、数々のオペラをはじめとする公演に出演。平成23年には、第5回「みんなの童謡歌唱フェスティバルinさくらぴあ」に参加し3位入賞。「亭主腕白うたわんかい」「国民歌謡をもう一度歌う会」「広島オペラ協会」に所属。出身地・広島県熊野町の町おこしでも、「筆まつりの唄」を歌唱するなど積極的に参加している。

 

友岡 文夫さん「傘寿!歌こそ我が人生 ~テノール歌手として生きる~」 への1件のフィードバック

  1. 登輝彦・和枝 のコメント:

    傘寿の記念コンサートは盛大で、素晴らしいリサイタルでした。
    またお会いした時は歌を聞かせてください。
    A message from Roseville, California.

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